撮影さんの見学に行って来た！

約ひとつきほど前、某池袋アニメの打ち上げの席で
持ち上がった見学会に行ってきました！
本社組４人、東京スタジオ組３人の計７人で。
（最初は１５人ほどになってたんですがさすがに邪魔すぎるだろうと…）

都内某所にある撮影会社さんへ。
駐車場の位置がわからず、うろうろすること１時間・・・。
クールな感じの素敵なビルの中へGO！
入り口でカードをピッとするだけで、かっこいいーと盛り上がる私たち。


だってうちの会社、２４時間カギあけっぱなしだもんね!!!
（いばるな）
カギかけるのなんて１年に数日あるかないかです・・・。
２４時間だれかしらいるっていうのもありますけども。


前もって質問事項や要望をメールや画像で送っておいたので
撮影監督のTさんが内容別にカット素材を用意してくださっていて
一つ一つ丁寧に見せながら説明してくださいました！


私１０年くらいまえにAfterEffectをチラッとかまったことはあるんですが、
いまのはすごいですねぇ・・・。直感的というかすごく使いやすそうな感じ。
英単語満載なので、そこが日本語だったらチャレンジしてみるのになぁと
思ってたらTさんが「日本語だったらいうことないんですけどねぇｗ」と。
考えることは同じだった！（笑）


デジタル化が進んで、わりとなんでもスムーズにこなせるのかと
思いきや、意外と手入力の力技満載だったりして、やっぱりアニメを作るの
って、最終的には人間力なんだなと思ったり。
演出・原画・動画・仕上げ・撮影といった各セクションがそれぞれの責任を
きちんと果たして、そこに＋アルファのなにかを載せられると
いい絵ができるんだなと実感しました。
撮影会社ごとに得意・不得意があるのは知ってましたが、
簡単なぼかしひとつとっても撮影さん個人個人で使うパラメータや
エフェクトが違うんだと知ってちょっとびっくり。
「自分がイメージする画面」を作るのにてっとりばやく到達できればいいので
これじゃなきゃダメっていうのはないようです。
イラスト描くときにphotoshop使うかSAI使うかPainter使うかの差みたいな
ものなのかなと思ったり。


あと基本的なパーティクルから、どんなふうにパラメータをいじれば
こんな風な表現になりますよ、っていうのも見せてもらいました。
基本は同じ１つのものから、風向き、重力、ブラーとかを調整して
雪、雨、湯気、煙、花火、雨がものにぶつかった時の水跳ねとかに
変化するのを間近で見せてもらって、発想力とか工夫って大事なんだなと
思ったり。

あまり耳にしない業界用語や技法の話も出たりして、それを使うメリットが
大きいことや、なぜそれが一般的でないのかという議論になったり。
また、こういう風になっているとわかりやすい、とか重要なことは
カット袋じゃなくてタイムシートに書いてね！とか、撮影さんの要望も
聞けたり。
（締め切り間際は時間がなくて、カット袋が届かずデータだけのやりとりも
発生したりするので、カット袋にメモが貼ってあってもそれを目にすることが
なかったりするから、なのだそうです。これにはうちの会社全員で
『ごめんなさい・・・＞＜（/平伏）』でした）


私も個人的な要望を出していた「カットの始まりから終わりまで」を
短いver、長いverの２種類で見せていただいて大満足。
夜フィルターだったり、ディフュージョンフィルターとか、回想フィルターとか
あわせていろいろ見せてもらえて大変勉強になりました。


すぐに仕事に反映できる技術や気遣いと、今後の作品作りの中で
生かしていけるような知識を学べて、充実した一日になりました。
撮影監督のTさんは気さくで途中笑いも交えつつ、わかりやすい説明を
してくださって本当に頭が下がりっぱなしでした。
「こういう機会を設けてよかったです＾＾」といっていただけるような仕事を
していきたいね！とみんなで話しながら帰りました。


なんかこう仕事に情熱を持って取り組んでる人と交流すると
こっちも火がつきますね！
私も頑張る！！！